山中伸弥先生の人生とiPS細胞について-iPS細胞編-

ノーベル医学・生理学賞を受賞された山中先生の本を読みました。
日本人のノーベル賞受賞者がでたというニュースを見て、ぐぐってみたら
ちょうど翌日(10/11)に発売される本があったので興味本位で買ってみました。

さっき仕事おわって(今日もオットが残業だったので)カフェで夕飯食べながら読み始めたら
すごくおもしろくて20時半ぐらいから読み始めていっきに読み終えました。
この感動を伝えたくて
今たびブログどころではないです!!

私みたいな工学系の人でもiPS細胞についてよくわかったし、
帯にも書いてある通り中学生にも理解できるような内容です。
(帯といえば、ノーベル賞受賞!ってかいてあってびっくり。
出版社の人仕事速いな。急いで差し替えたのかな?それとも予想してた?)
とりあえず、この本から学んだのはiPS細胞と、研究人生についてなので
ちょっと分けてまとめようかなとおもいます。

iPS細胞とES細胞ってどう違うの?

この本よむまではよくわかってなかったです。
なんとなくその細胞からいろんな臓器や組織になるんだったよな?程度。

共通点
・すごい増殖力
普通の細胞とちがって、お金と場所さえあればいくらでも増やせる魔法のような細胞
・すごい分化能力
刺激をあたえたら体を作っている200種以上の細胞を作り出せる万能細胞

相違点
・ES細胞
人間の初期段階である胚(受精した卵子)からつくる
胚の提供者の遺伝子をうけつぐため、患者に移植する際拒絶反応が問題。
・iPS細胞
体の組織から作る(血液でも、髪でも、皮膚でもOK)
遺伝子は組織を取った人のものをうけつぐので
患者の組織をつかえば移植しても拒絶反応なし。

iPS細胞のすごいところ、問題点

・すごいところ
iPS細胞の作り方にも起因しているのですが
皮膚をちょっととるだけでその人のiPS細胞が作れます。
iPS細胞がつくれるってことはそこからすべての臓器、組織が作れるわけで
ES細胞で問題だった倫理的なこと(人間になる前の胚をばらばらにして作る)と、
拒絶反応が解消されます。

・問題点
ES細胞は限られた施設、限られた研究者にしか作れませんが
iPS細胞は、あまりにも作るのが簡単すぎてそれなりの大学の生物研究室なら作れてしまいます。
そのためたとえば
自分の好きな人の髪の毛や皮膚をちょっともってきて、
iPS細胞から精子や卵子を作り出して・・・ってことができてしまう\(◎o◎)/!

iPS細胞の使い道

大きく分けて2つ

・再生医療
たとえば心臓病の患者さんがいたとして、その患者さんの皮膚からiPS細胞をつくって
心臓の組織を培養します。
この培養された組織はすでに弱っている心臓ではなく、生まれたばかりの心臓のためとっても元気。
これを患者さんに移植すると、本人の細胞だから拒絶反応もおこらず移植することができます。

・創薬
iPS細胞から作り出された臓器、組織はまっさらな状態なので
病気になる過程を体外で研究することができます。
これによって新たな新薬の開発がずいぶんと加速するといわれています。
またいくらでも簡単に作り出せるので、毒性や効果についても十分検証ができます。

iPS細胞の名前の由来

これ一番ビックリした。
Induced pluripotent stem cells:人工多能性幹細胞
の頭文字でiPSなんですがIPS細胞じゃないのにはわけがあって
なんと、iPodとかiPodみたいなかんじでかっこいいからって書いてありました。
山中先生おもしろすぎます(*^^)
研究人生編に続く

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村↑1日1回クリックしていただけると、更新のはげみになります。


コメントを残す


*